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実践マーケティング

MARKETING SENSE

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日々観察し人心の周波数に己の感性を合わせる習慣を持つ

 
 
マーケティング講義の最終講義です。
 
 
 


 
 

講義目的

 
 
マーケティングセンスの本質を学び、日々の商売に活かせるようになる。
 
高度なマーケティング理論を有していても、上手く行かない人の原因が簡単に分かる。
 



 
 
 
 
それでは講義をはじめましょう。
 
 
最初に「マーケティングセンスを養うために必要なこととは、何か」と尋ねたなら、恐らく多くの方々は、専門知識を得るために書籍を読むことだと答えるかも知れません。
あるいは、市場調査分析からセンスを鍛えると答える人もいるかも知れません。
 
確かに、良書はたくさん有りますし、市場調査分析を行うことも間違いではありません。
しかしながら、肝心なことを見落とすと知識も調査も無駄になってしまうことが実際の現場ではあります。
 
実践的マーケティングセンスは何から生まれ、何で差がつくのか。
これらの原因を知らなければ、いかに知識があっても、丁寧に市場調査分析を行っていても、結局のところ成功しない。私は、経験的に思います。
 
 
このことが分かる、実際にある例を出しましょう。
 
大手企業の多くが出店する前に、時間をかけ市場調査を行います。そして、出店後の売上予測の目処がたってから出店します。
しかし出店後、数年の間に撤退するということがあります。
 
そこに居抜きで、別の同業企業が出店する。今度は、成功してしまう。
こうした現象は、既にあなたもご存じではないでしょうか?
 
 
前の企業の市場調査分析が誤りで撤退したとすれば、居抜きで入居した別の企業が成功することは、どういう意味になるのか。
この点を、考えたことがありますか?
 
失敗を繰り返さないように、出店前の調査が、なぜ失敗したのか。
この点を詳しく掘り下げる必要があります。
しかし、私が観る限り撤退した企業は、敗因分析を詳しくしていないように見えます。
 
撤退になった企業は、出店前に何を調査で得て、何を見過ごしたのか。
この点が分かっていなければなりません。分かっていなければ、失敗を繰り返す確率が高いです。
 
本講義で、「知識や肉眼観察だけの市場調査では、実践の場で役に立たない」と、私が言う理由を、是非発見してください。
そして、最も肝心なマーケティングセンスを、あなたのものにしてください。
 
 
 
マーケティングセンスと一言で語っても、大きく2種類あります。
実は、このことを知らない人が多いと感じています。
 
 
マーケティングセンスには、出店前に必要なセンスと、出店後に必要なセンスとがあるのです。
本講義は、職種問わず、外食業、小売業、宿泊業、病院等々、実店舗での商売を中心にマーケティングセンスについてお話します。
 
仮に、あなたが実店舗がないメーカに勤務している、あるいはネット通販を経営しているなどの場合は、「出店前のマーケティングセンス」は、商品企画の段階を指していると置き換えてください。
出店後のマーケティングセンスは、販売後の状態と置き換え、それぞれ応用してください。
 
世俗の中での商売ですので、対象となるお客さまは人間です。
したがって、基本的な考え方は変わりません。
応用を自分なりに考えることも、マーケティングセンスを鍛える効果的な訓練になります。
是非、自分には関係無い話とは思わず、受講してみてください。
 
 
それでは出店前に必要なセンスと、出店後に必要なセンス、この二つを分けてお話します。
 
 
 

 
 
 
 

出店前に必要なマーケティングセンスとは何か。

 
 
 
出店前ですから、商材開発や、宣伝広告等による自店にお越し頂くお客さまの発掘が必要になります。
 
マーケティングについて子細をお忘れの方は、今一度、前の各マーケティング講義を確認してください。
 
ここでは、大まかに復唱します。
 
 
消費者が何を欲しているのか。何が必要とされているのか。こうしたことを踏まえて、商材を開発し、価格設定を行い、販売方法や店作りを決める。そして購入確率の高い見込み客を定め、売り上げ予測を立ててから、営業を開始する。これらが、一般的なマーケティングのイメージではないでしょうか。
 

※商社やメーカの場合は、もう少し細かな観点が必要になりますが、既に前回までのマーケティング講義で子細は話しています。ここでは、大まかなイメージのみ話します。

  
これらの認識は、確かに間違いではありません。
しかし、この程度の認識で大丈夫だと思うから失敗しているのです。
 
 
 
商人道義塾のマーケティング講義は、お客さまを増やしたいと思って一生懸命働いて尚、苦戦している人向けであります。
また、自分は、そうなりたくないと願う人向けのための講義です。
 
 
本講義は、理論理解のための講義ではありません。大学で行うようなマーケティング講義と異なり細かな理論や専門用語は、大幅に省略しています。このため、専門家からみると乱暴な表現に感じるかも知れません。この点は、ご容赦ください。
実践的に役に立つことが目的であるため、平たく表現することが多くなっています。予めご了承ください。
 
それ故に、前の講義でも「実践的マーケティング戦略とは、お客さまの心に入る為の戦略である」と話しました。
したがって、いくら良い物を作っても、お客さまの心に入ることを想定していなければ、マーケティング戦略とは結果的に言えない。厳しい事例と現実を踏まえて話しました。
 
 
商人道義塾の講義を受けている、あなたは既に分かったかも知れません。
「他人に興味がない」、「他人を喜ばすことが好きではない」こうしたタイプの人が、いかに崇高なマーケティング理論を知っていたところで、まったく役に立っていない。これが分かったと思います。
 
したがって、出店前のマーケティングセンスで最も大事なことは、「他人に興味がある」、「人を喜ばすことが好き」という意識が、自分にもあるのかと、自問自答からはじめることです。あなたが知っていても、同僚や部下が知らなければ、伝えなければなりません。この事実をです。
 
そこで問題は、なぜ他人に興味が無ければいけないのか。
なぜ、人を喜ばすことが好きでなければならないのか。
これらの答えを知ることです。
 
 
実際にある例で、説明しましょう。
 
欧米から日本に大手チェーン店が、外食業、小売業問わず、何社も進出して来ます。
しかし、上手く行かず撤退することがあります。
 
撤退する会社というのは、日本進出時に、利益に興味があっても日本人に興味が無いのです。
これが、ビジネスの失敗と、どう関係するか分かりますか。
 
 
人間は、他者の感情を酌むということが、自分が思っている以上に難しい生き物なのです。
 
親子でも、互いの気持ちが酌めずに不和になる。夫婦でもあります。
人は、家族であっても相手の気持ちが分からないことがある。
それにもかかわらず、赤の他人の気持ちを酌もうとする。それが、マーケティングです。
 
いかに難しいことをしているかが、お分かりになりましたか?
そうなのです。マーケティングと言葉で言うほど、簡単なことではない。
 
そこで、人の感情を酌むことは、至難の業だと自覚することを、前提にして考える必要があります。
 
ただ向き合っているだけでは、他人の気持ちは酌めません。
だからこそ、自分から相手に興味を持ち、相手を好きになる努力をしなければ、他人の気持ちを酌むことはできないのです。
 
「自分から他人に好意的になる」、「相手に興味を持つ」という心の働きを使いながら、無意識に人間は相手の心の周波数に自分の感情の周波数を合わせようとするのです。ここでいう周波数を別の言い方にすると、「共鳴」です。
 
「相手の心の周波数に、自分の感情の周波数を合わせようとする」これが、出店前に必要なマーケティングセンスの心根です。この心根がいかに必須か、この後の話に出てきます。心根の質が、自分の雰囲気を決めるのです。
 
 
周波数と言う理由は、ラジオの選局のように、調整しながら合わせて行くイメージだからです。合わないと聞こえませんし、少しあったぐらいでは雑音が酷い。
売り手と買い手の関係も、非常に似ていると感じませんか?
 
 
それでは、この他者の心に周波数を合わせると言うことが、どういうことか例を出します。
あなたの周りにもおられませんか?
 
不幸になり易い人は、言葉が通じれば、自分の思いも相手に通じると高を括る人が多い。
 
言葉が通じても、離婚する夫婦はたくさんいます。
言葉が通じても、親子の仲が悪い家はあります。
 
この厳しい現実を分かっていない人間が、いかに良いキャッチコピーを考えたところで、他人の心に入れますか?
 
欧米の大手チェーン店が日本進出に失敗するのは、簡単な理由です。
日本人の経済力しか、興味を持たず来日したからです。
 
別の表現で言えば、日本人に興味が無い、日本人を喜ばすことが好きではないからこそ、日本人の心の周波数に、自分達を合わせることができなかったのです。
 
少し難しい言葉になりますが、ローカリゼーション戦略が、海外進出には重要と言われます。
一般的なローカリゼーション戦略を意訳すると、現地の文化風習に合わせる戦略となるのです。
 
しかし、私から見るローカリゼーション戦略の本質は、文化風習に合わせることではありません。
そこに住む現地人の心の周波数に合わせることを言うのです。
 
例えば、フランスの外食業が日本に来て、日本料理を作らないと駄目だとはなりません。
日本人の興味に合わせられれば、日本人が全く経験したことの無いフランス料理を出しても、喜ばれるのです。
 
 
その一方、欧州の冷凍食材を日本にそのまま持ち込んだところで、すぐさま上手く行かなくなりませんか?
 
この場合、一見文化風習に合わせないといけないのではと、思われるかも知れません。
しかし失敗原因は、それだけではありません。
よく観察すると日本食とのペアリングを考慮しないから、結果的に常備食にならず、特別食のままなのです。
 
特別食を、一般の人が、月に何回買われると思いますか。
本来、冷凍食品は何のために買うものですか?
これを、なぜ考慮しないのか。
 
答えは、非常に簡単なことです。
 
日本人を喜ばそうという発想がなく、利益だけを追っている。だから商品改良ができず、失敗しているのです。
 
ローカリゼーション戦略の本質を私が意訳すると、「思いやり戦略」となります。
したがって、ローカリゼーション戦略は、他人に優しく、人を喜ばすことが好きな情の深い人しか成功できないということです。
 
率直に申して、この感覚がなければ、業界世界一の企業であっても、日本進出は失敗します。
 
「他人に興味を持つ」、「人を喜ばすことを好きに成る」、これらは、きれい事でも気休めでもなく、マーケティング戦略の本質が分かっているからこそ言えるのです。
 
あなたは、今何を感じますか?
 
 
今の時代は、マーケティング理論を学ぶ方法が、商人道義塾以外でも多くあります。
そこで、本講義は商人道義塾ならではの発想で、お話します。
 
 
あなたは、疑問に思われましたか。
 
「自分は他人に興味が有る」
「人を喜ばすことが好き」
これさえあれば、マーケティングは上手くいくのかと。
 
 
結論から言うと、上手く行かないこともあります。
私の話が矛盾しているようで、がっかりしましたか。
 
がっかりされることはありません。
上手く行かない人には、軽視できない失敗原因があるのです。
 
軽視できない失敗原因を知らないと、せっかく人を喜ばすことが好きな人でもマーケティングが上手くいかないことがあるのです。
 
では軽視できない失敗原因とは何だと思われますか。
 
それは、自らの身体から発散しているエネルギーが、マーケティング向きではない。これに気づかずに、マーケティング戦略を企画立案している。たった、これだけです。
 
初耳ですか。私のセミナーを受講すると皆様が驚くことの一つです。
 
マーケティングだけでなく、商売で失敗する人は、実は多くの場合、ある共通点があります。
それは、自分から発散しているエネルギーを意識していない人が多いのです。
 
実は、心根によって体から発散されるエネルギーの質が変わり、周りの人への影響力も変わる。
これは、私ならではのノウハウだと言われています。それを、あなたにもお分けしましょう。
 
分かりやすく言えば、陰気な心根の状態でマーケティング戦略を考えれば、この時点で失敗しているのです。
 
陰気な心根が、体から陰の雰囲気をかもし出します。陰の雰囲気で人を寄せることは、とてつもなく困難なのです。
 
マーケティングが成功する人達を、よく観察してみてください。直ぐに分かると思います。
陽気の状態でマーケティング戦略を考え、出店後も続けているのです。
ここが、けっして見過ごせない重要な点です。けっして外せません。
 
したがって、マーケティング戦略を立てるときは、先ず自分の雰囲気が「陽の雰囲気」であることを実感することが必要です。
 
簡単に言えば、プラス思考で、積極的に、明るい表情で考えていないと陽の雰囲気は出にくいのです。
陽の雰囲気で考えていないマーケティング戦略は、高い確率で失敗するということです。
 
 
それでは、下のいつもの写真をご覧ください。
 
 
 

 
 
上の左写真の女性のような陰の雰囲気の状態で企画するマーケティング戦略は、失敗しやすいです。
 
右の陽の雰囲気であることを必ず鏡で確認して、マーケティング戦略を立案するぐらいで良いのです。
人間は多くの場合、積極的で、勇んだ状態の時に陽の雰囲気が出ています。
だから、社員の士気の高低が大事と言えるのです。
 
我が師である村田昭治先生も類い希な陽気さがある御仁でした。
 
あなたも、マーケティングプランナーや、商売で成功している人を観察してみてください。
いつも消極的で、元気が無く、ため息ばかりしているような生き方をしていますか?
 
ここで既に、お気づきになりましたか? 
商売は、心根の陽気さが最高の武器になる世界なのです。
 
お分かりになったかも知れませんが、眉間にしわを寄せ、下を向き、厳しい顔をした状態で、マーケティング戦略の会議など何時間しても時間の無駄にしかならないのです。
 
「楽しい会議」「緊張しない会議」を念頭に議長が場の空気を作らないと、マーケティング戦略は失敗へと進みます。
 
イメージ写真を載せましょう。
 
 
 

 
 

 
上の左写真のような和気あいあいとした柔和な状態の会議と、右写真のような威圧的な緊張感があるような会議では、マーケティング戦略の成功度合いが変わっているのです。
 
特に女性脳を有する人ほど、威圧的な緊張感が生じると、陽の雰囲気が出なくなる人が多い。
女性脳型の人が多くいる職場は、非常に注意が必要なのです。
しかし、経営者や管理職が、この事実を知っていることは、今までほとんどありませんでした。
 
話が少しそれますが、創業者がいる会社の企画会議は、威圧的な緊張感があることが多いのです。創業者というのは、陰の雰囲気が出やすいので、黙って座っていても威圧的です。
それでも、ワンマン経営の時代なら、上手く行きます。
 
問題は、代替わりしたときです。先代の威圧的な緊張感の中で行う会議になれていると、合議的な会議ができない。そして、良いアイデアがでず衰退して行くことがあります。
 
あなたは、ご覧になったことはないですか?
 
 
 
では陽の雰囲気になるためには、どうすれば良いのか。
「呼吸の仕方を変える」これが、最も効果的で、効率的なのです。
 
ところが、ご存じのように新型コロナウイルスの流行で、安易に呼吸の仕方を説明できなくなってしまいました。
 
呼吸の仕方が大事だと言うことは、最近よく様々なところで耳にすると思います。
そこで、商人道義塾でも在り来たりな話になるかと思う人もおられるでしょう。
しかしながら、在り来たりではないかも知れません。
御判断は、あなたが自由にしてください。
 
 
 
それでは商人道義塾の講義ならではの、お話をしましょう。
今のコロナ禍では詳しく語れませんが、簡単に呼吸について話します。
 
単に腹式呼吸するだけでは、自分の雰囲気を変えることはできません。
例えば、深呼吸の仕方によっては、陰の雰囲気が高まってしまうということもあるのです。
 
あなたも、経験があるかも知れません。
 
受験前の緊張を和らげるために深呼吸しなさいと生徒に言う教師がいます。
私から見ると危うい説明だと感じます。なぜなら、脂汗が出るほど、緊張している時に、深呼吸すると逆に緊張が高まることがあるからです。あなたは、経験ないですか?
 
では、私ならどのように話すか。
 
緊張状態でリラックスのために呼吸を整えたいなら、深呼吸よりも、息をすこし止める方が効果的なのです。息苦しくなれば、本能が呼吸を正常に整えようとしてくれます。その際、息苦しさで緊張感を一瞬忘れられます。これで結果的に緊張が緩和されます。
 
呼吸は、息の吸い方、吐き方で効果が変わります。
陰の雰囲気を出したいときの呼吸、陽の雰囲気を出したいときの呼吸では、同じ呼吸でもまったく異なるのです。
 
また、腹式呼吸と胸式呼吸でも体の動き方は変わります。
例えば、剣道の試合です。
試合前に、蹲踞(そんきょ※)という姿勢を取るためにしゃがみます。
その時、息を吐きながらしゃがみます。そして、そのままの状態で立ち上がっただけでは、面は打てません。打っても相手に届かない。【※ link:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)参照』】
 
そこで立ち上がってすぐに、大きな声を出す剣士の方をみますが、無意識に呼吸の仕方を変えているのです。因みに、私は剣道はやりません。それでも剣道に詳しい人は、私の言うとおりだとおっしゃっていました。
 
さらに例を言えば、瞑想や禅のとき、腹式呼吸が大事だと教えているところがありました。
しかし腹式呼吸だけでは、雑念が増える。なぜ雑念が増えるのか。その理由を教えないから、単に目を瞑って呼吸を整える程度で終わり。スッキリした程度ぐらいしか、実感が残らないのです。
脳疲労を取るぐらいなら、これでいいのでしょう。
 
しかし感得を望むなら、呼吸はあくまで方法であって、目的ではないことを知っていなければならないのです。無論、感覚の世界は、理屈を知ったところで意味は成しません。
 
ここで私がいう呼吸法は「ただ息を吸ったり吐いたりを繰り返すだけ」という単純なものではなさそうだと理解して頂ければ、先ずは充分です。
 
 
 

正道を外す人間は、いつの世も手段と目的を混同する。
 
本意を会得していない者が、自我領域だけで後進を導く。
これが始祖亡き後、別物になる原因である。

 
 
 
 
呼吸の仕方についてこれ以上は、言葉にし難いので、セミナーの際は、実際ご覧頂くようにしています。百聞は一見に如かずであります。
 
塾生各位にも、いつかご覧に入れたいことの一つです。
しかし当分は、コロナ禍が長期化する中で難しいと思っています。
 
 
そこで本講義では、呼吸法とは別の方法をお話します。
 
陽と陰の雰囲気、それぞれをつくる心根の比較から、陽の雰囲気を意識できるようにしてください。
 
これから話すことは、人それぞれ個人差があります。人によって感情に違いもあります。
また世の中は、100%と断定的に言えない例外は、たくさんあります。ここでいう例でも、例外はあります。この点も理解しながら、見てください。
 
 
では、陰の雰囲気が出やすい心根、陽の雰囲気が出やすい心根を比較しましょう。
 
自分さえ良ければ、それで良いという心根は、陰の雰囲気が出る。
逆に、自分のことより人が大事と思う優しい心根は、陽の雰囲気が出る。
 
失敗を恐れたり、自分を卑下したり、くよくよと考えると陰の雰囲気が出る。
逆に、失敗を恐れない積極性。自己愛がある。前向きに考える。これらの時に陽の雰囲気が出る。
 
人の欠点を中傷したり、人の失敗を怒ったり、人が許せない心根は、陰の雰囲気が出る。
逆に、人を許す、大らかな心根に陽の雰囲気が出る。
 
人の悪口を得意げに語る時に陰の雰囲気が出る。
逆に、人を褒める時に、陽の雰囲気が出る。
 
 
自店の利益優先で考えようとする時に、陰の雰囲気が出る。
逆に、お客さまの満足、喜びを優先に考える時に陽の雰囲気がでる。
 
 
体の筋肉に力が入っている時には、陰の雰囲気が出やすい。

(ただし、筋肉自慢をする競技中は、陰の雰囲気は出ていません。理由は割愛します)

 
逆に、体が緊張しておらず、柔和な状態でいられる時に、陽の雰囲気が出やすい。
 
 
昔から、陰気、陽気という言葉がありますから、これらの例を見るだけで感じは掴めると思います。
 
 
ここで改めて結論を簡単にお話しすると、マーケティング戦略を企画立案している時、陽の雰囲気でなければ、成功確率が下がります。
 
したがって、陽の雰囲気の人がマーケティング戦略を考えた方が成功しやすいのです。
 
マーケティング学の第一人者である村田昭治先生を直接御覧になると、今私が話していることが正しいと簡単に分かります。
しかし、残念なことに他界されておられます。
 
そこで、直接お目にかかれなくても済む話を致しましょう。
 
村田昭治先生は、底知れず明るく、温かみのある人柄であり、決して悲観的にならない。これこそが、マーケティングセンスの元なのだと、なぜ私が言えるのかが分かる物があります。
 
その答えが、村田昭治先生の著作にあります。
 
マーケティング、経営学の先生でありながら、『なぜ彼はいつも笑顔なのか』という本を出版できるのです。
このことから、お分かりになれるのではないでしょうか。
この著作をご覧になれば、益々分かると思います。
 

※ 村田昭治先生の著作にご興味ある方は、出版元が平成14年に経営破綻しているため、図書館や古本屋で探してください。

 
 
出店前に必要なマーケティングセンスを得るためには、「自分が陽気の雰囲気を発散する生き方を、日々実践する」ということです。
 
これがなければ、いくら知識武装しても、正しいマーケティングセンスは得られません。
それ故、マーケティング理論は知っているのに、成功確率が上がらないのです。
この事実を是非、あなた自身が試してみてください。
 
 
前の講義で、なぜ自分から先に良いお客さまになる必要があるのか。
もうお気づきになったのではないですか?
 
そうです。
日々の心根が、無意識に自分の雰囲気としてかもし出されているのです。
自分の雰囲気が、集客の良さ、人間関係の良さ、人の繋がりや、御縁、全てを司っているのです。
 
その上で、誤った方向に進まないよう御注意頂くため、重要なことを付け加えます。
 
それは、陽の雰囲気が良くて、陰の雰囲気が悪いという単純な話ではないことを知って頂きたいのです。
 
陰陽については本来、非常に複雑で、容易に語ることができない奥深さがあります。
それを知りながら、初歩のレベルを本講義で語っているにすぎません。
 
重要なことを付け加えないと、無用な差別が生まれます。これは、けっして避けねばなりません。
 
無用な差別とは何か。事例を出しましょう。
 
私にある会社の方がおっしゃったことがありました。「山口さんが思う陽の雰囲気の人だけ集めて貰えませんか」と、お願いされたことがありました。
 
人権に関わるため、丁重に断りました。ここで、あなたも同じことを、お感じになりましたか?
 
ここまでの話を聞いただけでは、確かに陽の雰囲気を出す人だけ店頭にいれば、集客も良くなり、商売繁昌になる確率も上がると、単純に考えてしまいます。
 
確かに、方向性は間違っていません。
しかし、人の世の中で陽の雰囲気の人だけ集めるなど、現実的ではありません。
 
寧ろ、陽の雰囲気の人達に混ざって、陰の雰囲気の人達がいる。この御陰で、上手く行くことも多いのです。
 
この際の割合は、陽の雰囲気の人が8割、陰の雰囲気の人が2割。あるいは、陽の雰囲気7割、陰の雰囲気3割です。
このバランスで、いいのです。
 
例えば、日本料理の世界では、腕の良い料理人ほど、陰の雰囲気でいることが多いです。
日本料理だけではなく、他も同様ですが、細工が細かい仕事に長時間集中していると本能の働きで陰の雰囲気の状態になってしまうのです。
 
腕の良い鮨職人ほど目の前に居ても声がかけにくい。だから回転寿司が気が楽だと、人気になるのです。
 
そこで肝心なことがあります。
 
腕の良い料理人に陽の雰囲気で仕事をさせると、仕事の質が下がる。
これを分かったあなたは、集客向上を諦めますか。
 
諦めることなどありません。そのために、仲居さんがおられるのです。
料理人の陰の雰囲気を、仲居さんの陽の雰囲気で中和させる。これでバランスをとれば良いのです。これが、私が言う店作りなのです。
 
したがって、今雇用している人が陰の雰囲気だからといって、解雇する必要など毛頭ないと言うことです。
重ねて付け加えると、現在の従業員各位が、陰の雰囲気だけだとしても、やり方さえ正しく実践すれば、誰でも、陽の雰囲気は出せるようになります。
 
それが、弊社の雰囲気改善トレーニング(Karma improvement Program ©)というプログラムです。
 
雰囲気改善トレーニングではじめて知ったという人が、非常に多いです。
そして、受講者各位に実感して頂くために、私自らカメラマンになって、一人一人撮影します。
 
その結果、自分の陰の雰囲気にショックを受ける人が多いです。
自分が、なぜ妻から嫌われて離婚になったのか。はじめて気づいたという人もおられました。現実を知ると、人は切実です。
 
その反面、自分の陽の雰囲気で、自分がいかに美しい人間かも気づかれます。
 
人間の真の美しさは、容姿ではなく、雰囲気に宿る。これが正しいと分かると劇的に変わる人が出て来ます。
 
管理職の場合は、部下に対するリーダーシップさえ変わってしまいます。
説得力は、「話術だとは言えない」と、実感してしまうからです。
 
この雰囲気改善トレーニングのノウハウを自分のものにできれば、「人間は生きながら、いつでも変われる」ということが嘘で無いと、誰でも実感できるようになります。
 
そして実感したときに、私がKarma improvement Program ©と名づけた本当の意味が分かります。
 
 
そして、自分から発散されている雰囲気が、人間関係の良し悪しを司っている。
これを受講者本人が実感できると、家に帰って我が子に実践させている人がいます。
その結果、我が子が、いじめられなくなったと喜ぶ人がおられます。
 
あまりオカルトに聞こえることは、講義で言うべきではないのかも知れませんが、「自分より強いエネルギーが出ている人に、強圧的に接すること」、実は、とても難しいことなのです。
本能の働きで感じるものが、まだ人間にも残っているためです。
 
「相手と見つめ合うだけで、無意識にたじろぐ」という感覚は、このようなことを言うのです。
この感覚が解ると、クレーム応対の方法も変わります。ただただ謝るだけのクレーム応対が、いかに幼稚なレベルかも分かってしまいます。
 
 
陽の雰囲気の大切さを知りつつも、陰の雰囲気が悪いと、単純に言えない理由を同時に理解する必要があります。
この子細は、長くなるので別の講義で語ります。
 
ただし、これも重要なことだけは簡単にお話しましょう。
 
職種によって陽の雰囲気が向いている仕事、陰の雰囲気でないと駄目な仕事というのがあるのです。
 
例えば、経理の仕事を陽の雰囲気の人が行うと、ミスしやすくなります。
細かい仕事を長時間実行する際は、陽の雰囲気は、不向きなのです。
 
ところが非常に厄介な職種があります。ドクターです。
 
患者とその家族と接している時は、陽の雰囲気が必要です。陽の雰囲気が出せないドクターは名医とは呼ばれません。
しかし、手術中は、陽の雰囲気では失敗しやすくなるのです。
 
写真をご覧になって、イメージだけでも掴んでください。
 
 
 

 

 
 
 
 
陰の雰囲気でないと細かい仕事はできません。
そこで、瞬時に雰囲気を変えなければならない。これが必要な職業は、いくつかあります。
 
医師以外の一例としては、看護師、獣医、物品修理士の方々です。
 
共通する点は、細かい仕事がある一方で、お客さまと接することもある仕事です。
したがって、自分からかもし出す雰囲気を、細かい仕事中は陰の雰囲気の状態にする。人と接する際は、陽の雰囲気にする。このように、場面場面で変化させることで上手く行く仕事があるのです。
 
これで分かるように、陰の雰囲気の状態が単純に悪いとは言えないのです。
 
 
 
さらに補足すれば、悲しみや苦しみ、怒り、絶望は、陰の雰囲気を出す心根であります。
 
ところが、七転八倒の苦しみの中で、自分を高める為にあった事だと達観し、感謝の心根で乗り越えます。
そうすると、その後に生じる陽の雰囲気の元は、際立って良い働きをするようになるのです。
 
 
 

陰が極まれし時、陽もまた極まれる。
陽が極まれし時、陰もまた極まれる。
 
二体が一体となして事を成す陰陽は離れずとも混和せず、互いに作用し均衡しようと動き続ける。
それ故に優劣がない。

 
 
 
このため陰が悪いものというイメージをもつのは間違いです。
陰には、陰しかない良い働きもあるのです。
 
因みに陽の雰囲気の元を強める、七転八倒の苦しみとは、失恋の悲しみや詐欺に遭遇した等の苦しみでは、ありません。自分で選択できない苦しみの中で、感謝するのです。言葉でいうほど、簡単なことではありません。
 
 
自分で選択できない苦しみとは何か。
例えば、
物心ついて気づいたら、自分には親がいない。
病気で、歩けなくなる。
鉄道事故等に巻き込まれる等々、
自分では選択することのできない苦しみが、この世にはあります。
 
こうした苦しみを、自らを高めるためにあったと思える境地が、荒行をするよりも、遥かに速いスピードで自分を高めるのです。
これは、経験者にしか分からない特権かも知れません。
 
 
 
話が逸れましたので本題に戻します。
 
陰陽の話は簡単に言えるほど単純ではありません。それでも矛盾しているように聞こえてはならないとの考えがあります。
また話が複雑化すると理解し難いとの考えもあります。
 
そこで通常は「陽の雰囲気が、人を寄せる」と、話しています。
 
 
しかし世の中には、陰の雰囲気の状態でも人を寄せることのできる人が、ごく稀にいるのです。
陰の雰囲気の状態で商売が上手く行く人が、ごく僅かながらおられます。
なぜ陰の雰囲気の状態で人が寄せられるのか。この理由も分かっています。
 
簡単に言うと、陰の雰囲気と言っても、陰の質が違うのです。
 
人をはね除ける強い陰の雰囲気がある一方で、静寂の中で発散されているような独特の陰があるのです。
 
一見すると、どちらも近寄りがたい雰囲気ではありますが、威圧感が後者にはないのです。
 
したがって、例外があると話したのは、こうした事例を知っているからです。 
 
それでも普段は、陽の雰囲気の方が商売は向いていることの方が多いので、陽の雰囲気を、先ずはできるようになってくださいと、話しています。
 
 
余談ですが、陽の雰囲気にも質の違いがあります。
例えば、人を手玉に取る詐欺師も、実は陽の雰囲気が出ているのです。
したがって、陽の雰囲気ならなんでも良いと単純には言えません。
 
心根から生じる雰囲気が結果的に一番大事だと、つくづく感じます。

陰陽の本質は筆舌できませんが、語れるだけでも、様々な見方が必要になります。そのため、陰陽の話は複雑で奥深いと言いました。
 
 
あなたには「商売にとって、陰の雰囲気は悪い。陽の雰囲気は良い」と単純に覚えないで頂きたいと願っております。
是非、御注意ください。
 
さらに理解を深めたい、興味が有ると感じた人は、商人道義塾の哲学編に斥力についての講義があります。合わせて受講してみてください。
 
 
 
 
 
 

出店後に必要なマーケティングセンスとは何か。

 
 
 
先ずは以下の写真をご覧ください。
 
ドクターの写真です。この写真は弊社の業務案内ページにもありますので、既にご覧になった方もおられるかも知れません。
 
 
 

 
 
それでは、あなたに質問します。上の写真をご覧ください。
左右どちらのドクターが医療レベルが高いでしょうか。
 
恐らく写真では分からないでしょう。
 
そこで、質問を換えましょう。
左右どちらのドクターが、来院者から好かれるでしょうか。
いかがでしょうか。簡単に答えられると思います。
 
そうなのです。
人を惹きつけることには、必ず理由があるのです。
 
人間が第一印象で好意を感じる人には、共通点があります。それは、相手が陽の雰囲気であることです。
人間は、物心ついたときから、自分を愛してくれる人は皆、陽の雰囲気で自分に接してくると経験してきているのです。このため、陽の雰囲気の人を好む傾向が強いのです。
 
逆に、陰の雰囲気の人を、多くの人は警戒します。本能が、陰の雰囲気の人は、自分に心を開いていない。あるいは、自分を嫌っていると瞬時に察するのです。
 
そして、怒ったり、人を責めたりする時に、人間は攻撃的な状態になります。
この時に、人は陰の雰囲気になる。この現象を人間は誰しも、防衛本能で知っているのです。
 
そこで陰の雰囲気の人は、自分の味方では無いと感じてしまいます。そのため、陰の雰囲気の人を好まない傾向が強いのです。
 
これらの理由から、買い物客も、無意識に陽の雰囲気の人がいる店や、陽の雰囲気を感じる店作りを好むのです。この本能の働きを、軽視しない。これが私の言う出店後のマーケティングセンスです。
 
出店後に必要になるマーケティングセンスとは、自社自店で働く人達の雰囲気、来店客の雰囲気、そして店内の雰囲気、これらを見極めながら、革新できる能力です。
 
 
私たちの経験をお話します。
 
商売が失敗する人達の多くが、お客さまの様子は、とても熱心に観察します。ところが、自店の店員各位が、どのような雰囲気で従事しているかを見落とすのです。
その結果、好調な店舗と、営業不振店との雰囲気の違いを感じとることができないのです。
 
厄介なことに、この現象が分からない管理職や経営層がいる会社は、どうなると思いますか?
従業員各位が陰の雰囲気で働いている中、節電の一環だと照明を暗くしてしまい、陰の雰囲気に拍車を掛けてしまうのです。
 
因みに、業績不振が続くチェーン店の本社も、節電の一環だとオフィス、エントランス、廊下の照明を暗くしていることが多いのです。
 
確かに、これだけ異常気象が続けば環境問題の重要さに気づきます。これにより、環境保護の観点から節電の意識が高まることは、自然です。けっして悪いこととは言えません。
しかし、人間を深く勉強していないと、自ら足かせをつけ商売やビジネスをすることになってしまうのです。
 
節電をしたいのなら、照明以外で考えるべきと話しています。なぜなら、業績不振を招いてまで、照明を暗くする意味がありますか? 
 
無論、明るくさえすれば良いと言うことではありません。
 
使ってもいないトイレやロッカールームの照明を明るくする必要はありません。寧ろ、リラックス空間や、クールダウンする必要がある場所などは、照明は暗い方が良いのです。
 
長くなるので子細は割愛しますが、人間は本能の働きで、明かりの色が士気の高低に影響するのです。言い換えれば、パフォーマンスに影響してしまう。したがって、業績にも直接関わるのです。
 
私が、本当に切ない会社様だと感じることがあります。
本社内で働く人達が陰の雰囲気なのに、照明まで暗くしてしまっていることです。本社を、なぜヘッド オフィスというのか、まったく分かっていないなと感じて観ています。
 
体で例えるなら、首から下が、いかに健康でも、脳が正常でなければ、全く機能しません。
このことに、気づいていないのです。実に切ないと感じませんか。
 
節電したいのなら、
20代、30代は移動階数10階以内時は、エレベータの利用を禁止。
40代は移動階数5階以内時は、エレベータの利用を禁止。
50代以上は、移動階数2階以内時は、エレベータの利用を禁止。
(当然ながら基礎疾患及び障がいがある各位は除く)。
空調温度で節電する。
私用携帯電話の充電禁止。
基礎疾患や障がいがない者は、一駅前下車徒歩通勤の実施等々。
これらの方が、健康増進にも良い。また、体力があれば業務処理スピードも上がるのです。
 
あなたの会社は大丈夫ですか?
 
 
そこで、あなたには出店後に最も見落としてはいけないものを、ここで実感して頂きたいと願います。これもまた、重要な講義目的です。
 
 
 
それでは、一つ一つお話しましょう。
 
 
店員各位の働く姿が、陽の雰囲気か、陰の雰囲気かで集客率は変わります。
 
集客率とは、大きく分けて四つあります。
 
 
一つは、店前を歩く人の何人が入店するかです。
 
例えば、一時間観察し、店前を100人が通る。そのうち5人が入店すると、○月△日の13時から14時の集客率は、5%となります。
 
 
二つ目は、チラシを何万軒に配布し、チラシによる入店が何割あるかです。これは、レスポンス率とも言っています。
 
 
三つ目は、携帯電話のアプリケーションソフト等で会員に購入ポイントをつけ、再購入している頻度をみることも集客率に含めています。
 
 
四つ目は、数字にし難いことですが、影響が大きいため無視できず含めます。
それは、口コミの件数です。一人のお客さまが、何人に紹介するか。これも集客率と呼ぶものに含めています。
不特定多数のお客さまに応対する外食業や小売業では、口コミの件数を重要視することが、具体的にピンとこないかも知れません。しかし、自動車や保険のセールスでは口コミの件数は切実な数字になります。そのため無視できないと容易に分かります。
  
 
平たくお話しすると、以上が一例です。
これらの数字が、店員各位の陽の雰囲気か、陰の雰囲気かで変わるのです。
 
 
 
また、陰の雰囲気の状態で働く人が3割を超えると、クレーム発生率も高まります。半数を超えると、確実に売り上げ不振原因を作り、閉店倒産する方向へ進みます。
 
また、陰の雰囲気の状態で品出しをしていると、店内の雰囲気も陰となり、死棚と私が言うエリアも増えていきます。
キレイに並べていても活き活きと見えない棚とは、こうしたことが原因なのです。
実は、この感覚を意識して教えている会社は、少ないです。
 
ところが売上好調な会社というのは、意識せずとも自然と陽の雰囲気の店づくりができています。そのため、店が活気があるように見えるのです。
 
他方、自店に来店されるお客さまが陽の雰囲気か、陰の雰囲気かで接客方法や、商材の提供方法が変わります。
 
陰の雰囲気と感じるお客さまが、何色の洋服、どのようなバッグ、どのような靴を、御召しになっているか。
ここを観察すると、あることに気づくはずです。
陽の雰囲気の人とは、持ち物にも違いがあるのです。違いから分かる、あることとは、陰の雰囲気の心理状態です。
 
陰の雰囲気の心理状態を無視して、闇雲に店員がお声がけするから、お客さまはすぐ帰ってしまう。この理由に気づきます。ここに気づかない人が、セールスが下手な人なのです。
 
観察する際に注意が必要なのは、陰の雰囲気と一概に言っても、単に暗い雰囲気とは言えないこともあります。
 
 
例えば、威圧的な態度の男性の場合、陰の雰囲気の状態であることが多いです。
 
これが、いわゆる人をはね除ける斥力を、発散している雰囲気です。以下の写真が例になります。
 
先ほど話したように、怒ったり、人を責めたりする時に、人間は攻撃的な状態になり、陰の雰囲気になります。それが分かる写真です。
実際に御覧になると分かりやすいと思います。
 
 

 
 
 
 
もし同じ男性が、以下の写真の状態であったら、初対面でも印象が変わりませんか?
雰囲気の質が、大事だという理由を御理解いただけたのではないでしょうか。
 
 
 

 
 
 

 
上の写真を見る際に、注意があります。笑顔だから陽の雰囲気だと簡単に思わず、身体全体からかもし出される雰囲気を比較して感じてください。
笑顔でも、世の中には陰の雰囲気の人はいるからです。
 
 
 
 

 

さらに見過ごせないことがあります。
 
それは、陰の雰囲気の状態でも威圧的な様子が一切なく、か細く見える人もおられます。多くの場合、悩みを抱えていたり、体調が良くなかったりということもあります。気が落ち込むと陰の雰囲気にみえてしまうのも、生身で生きる人間である証しです。
 
したがって、陰の雰囲気だから悪い人ということではありません。けっして誤解無く理解してください。このイメージが下写真です。
 
 

 
 
 

陰と陽と言葉で言うほど簡単な感覚でありません。ただ、意識しなければ見えないことでもあります。人には雰囲気があると、なんとなく誰でも知っています。
 
しかし、実践で役に立つレベルにしなければ知っていることにはなりません。実技の世界は、「分かる」と「できる」は、違うからです。
分かっただけでは意味を成さない。それが実技の世界の現実です。
 
あなたが、現場経験を積んで行くことで、あなたなりの観察眼を得ることが大事だと思います。
 
 
では、改めて陽の雰囲気についてお話しましょう。
 
明るく優しい気持ち、温かな気持ちになる。あるいは、積極的で勇んだ心の状態にする。
こうしたことで、陽の雰囲気は出ると分かっても、いざ自分から出ているかを意識すると難しいです。これも、現実です。

そこで本来なら先ほども、お話ししたように、呼吸の仕方を変えることで陽の雰囲気を操る方法があります。
残念ながら2022年2月現在、未だコロナ禍のため呼吸法は割愛しなければなりません。
 
 
しかし、安心してください。方法は、他にもあります。
先ほどは、心根の違いで陽の雰囲気を感じとって頂きました。
 

今度は、さらに一歩踏み込んで、イメージ力を使って陽の雰囲気を作る方法をお分けします。
 
 
 

イメージ力を使って陽の雰囲気を作る方法

 
 


簡単な方法を二つお話しましょう。
 
 
 

SELF-PRAISING METHOD©  (自画自賛法)

 
 
一つは、起床してから洗顔や化粧が終わった後に、必ず自分の笑顔を鏡でみて確認します。
そして、気分が良い日でも悪い日でも、いかなる状態であっても、鏡にうつる今の自分を褒めます。
 
褒める言葉は、何でも結構です。
 
ここでのポイントは、悪い状態の時こそ、笑う自分を見ることに意味があるということです。
生きていれば、良いことだけではないことも味わいます。
 
悲しい出来事や苦しい出来事で、悲観的になっている。あるいは、自暴自棄になっている時にこそ、自分をあえて褒めるのです。
 
 
この場合は、褒める言葉を言う前に、必ず無理にでも笑顔になる。
これが、秘訣です。真顔では、効果がないからです。
 
辛い時、悲しい時は、あえて無理矢理でも笑顔をつくり、自分を励ます。そして、褒めるのです。
 
仮に自暴自棄な状況で自分を褒められないと思っていても、あえて自分を励ますのです。
 
無理矢理にでも行うと、「苦しむ中で頑張っている自分」に気づきます。そして、頑張っている自分を、褒めて上げれば良いのです。
 
この時、無意識に涙がでることもあります。その時は、我慢せず泣けば良いのです。
 
泣くことで脳も心も癒やされます。泣くことは、心を守る智恵であります。
人間は、泣くことを手に入れたことで、過酷な状況も耐え凌ぐことができる。それは、時として祈りを捧げる時よりも、心身を癒やす。歴史からも学べます。

そして人間の良さは、いかに辛くても泣き続けることをしないということです。
泣きはらすような悲しいことがあっても、泣いている内に、心はふつふつと強くなっていくからです。
心が強くなるからこそ、同じ苦しみが生じても耐えられるように進化するのです。
 
したがって、子供達に「泣くのを我慢しなさい」と教えることは、間違いだと分かります。
悲しい時、苦しい時は人知れず泣けば良いと教え。
「怒りは、我慢しなさい」と教える方が、生き抜くためには必要です。
 
なぜなら、罪を犯す人というのは、感情をコントロールする力が弱いからです。
人間は、生まれつき悪人ではないと、よく観察すれば分かります。
悪人として生まれてくるのではなく、感情をコントロールする力を育めないまま、悪人になる環境に入ってしまうだけなのです。
 
生来の悪人がいないことの正しさは、商人道義塾の哲学編で語る予定です。
 
 
また無意識に自ら不幸になってしまう人も、よく見ると我欲や感情をコントロールできないことが多い。
それだけ、我慢することは、人間にとって非常に大事な能力なのです。
 
 
少し話が逸れましたが、せっかく商人道義塾の講義を受講されているので、ここでもう一歩踏み込んで説明します。
 
 
自分を真に褒めることが成功すると、無意識に体の力が抜けます。
体が力をぬく瞬間、「陽の雰囲気」になり易い状態になるのです。
 
逆に戦闘状態の時は、誰でも分かるように体に力が入ります。
この時の様子を思い出してみてください。近寄りがたい雰囲気ではないでしょうか。これが斥力の状態、即ち陰の雰囲気の状態なのです。
 
 
 
体の力が抜け、真に陽の雰囲気になった時、その人に何が起きるか、あなたはご存じですか?
 
それは、自分の生来の能力が解放しやすくなるのです。
したがって笑う自分を見て褒める行為は、「自分しかない才能が覚醒する瞬間」を意図的に作っていることになるのです。
 
「自分で自分を褒めることの意義」は、表面的な話や気休めではありません。
 
 
あなたも、既にお気づきでしょうか?
成功者の多くが、自分が好きな人が多いということを?
 
自分が好きということは、必要以上に自分を責めないのです。そのため、真我である潜在意識が萎縮しない。この状態が、才能を発揮するための必須条件になるのです。
 
いかに自分が未熟で、人より劣るところがあっても、それもまた個性の一つだと許す。自分を許すことは、最後の日まで生き抜くための智恵なのです。
 
確かに反省することは、過ちを繰り返さないために必要です。しかし、死にたくなるほど自分を追い詰めては駄目なのです。
 
自分を責めすぎるからこそ、自分しかない能力を発揮できず人生が終わってしまうのです。
 
 
ただしここで、注意が必要なのは、利己的と、自己愛とは、似ているようで全く非なるものがあるということです。
 
利己的な人は、欲望に浸っているだけです。自分が絶えず他人より優先されているのです。
そのため幸福感が、どこから生まれてくるか。気づかず生きているだけです。

(幸福が生まれる場所が知りたい方は、商人道義塾の哲学編を受講してみてください)

 
自己愛があるとは、この宇宙にたった一つの人格を有して生きている自分を自覚し、それを愛おしいと感じる心。そして、絶対無二の自分の存在に感謝する心です。
 
したがって、全く次元が違う境地です。
 
 
自分に厳しく生きることは立派なことです。
しかし、自分を責めすぎては駄目なのです。なぜなら、心が萎縮してしまうと、陽の雰囲気が出しづらくなってしまいます。それで、人も寄ってこなくなる。これが、縁に恵まれないという状態を作るのです。
 
 
 
 

孤立無援になる元は、己の心の中にある。
人に恵まれないのは運が悪いからでは無く、人に恵まれる元を作らない自分の生き方にある。 

 
 
自助を重んじて、独立自尊の精神で生きることは、人として尊いです。
しかし、けっして忘れてはならないことがあります。
 
それは、たった一人でも満足感を得る人生は歩めますが、幸福感を得たいなら、自分以外の人達との関係が大事になるということです。
 
 
 
 

満足感は、自分一人でも作れる。
しかし幸福感は、自分一人では作れない。
 
不幸になり易い人というのは、満足感と幸福感の区別がつかない。
それ故、なぜ人を粗末にしてはならないのか。この理由が分からず、人生が空しく終わる。

 
 
 
 
肉親や、他人を問わず他者との関わりで生まれてくるもの。それが、幸福感です。
 
その証拠に、相思相愛で結婚しても、「自分の幸福の元は、結婚相手の中にある」と気づかないと、必ず離婚する。このことで、分かります。
あなたの周りにもおられませんか?
 
自分の思いばかりを通そうとすればするほど、自分の幸福の元も遠ざかる。
この現象は、人間関係の全てに言えることなのです。
 
なぜ人を大事にしなければならないか。それは、自分の幸せは、いつの世も他者が運んで来るからです。
自分の中からは、残念ながら幸福は生まれません。
自分の中から、幸福が生まれると錯覚している人は、満足と区別できていないだけなのです。
 
満足する人生と、幸福な人生とは、まったく状況が違う。
これに気づけないから、何不自由なく生活できても尚、孤独感に襲われるのです。
 
 
 
 

自分の幸せは、自分を取り巻く人の状態が決める。
だからこそ、人ほど大事はない。
 
他者を大事にした見返りで、己の幸せが増す。
これが、世俗の仕組みである。

 
 
 
この感覚が解らない人が、店作りが下手、マーケティングや、セールスが下手に繋がっているだけなのです。
 
したがって、商売で成功する人というのは、人を大事にすることが上手なだけと言えるのです。
 
商売の成功は、金勘定が上手いから成功するのではなく、人を粗末にしないから成功するのです。
この点に気づかないから、高学歴で経営や、マーケティングの知識があっても失敗する。それだけです。
 
人間の幸福について、さらに詳しく知りたいと思われたら、商人道義塾の哲学編を受講してみてください。
 
 
 
 
 
それでは話を、再び本題に戻します。
 
 
陽の雰囲気になるための、もう一つの方法をお話します。
 
 
 

CTMCompliment Training Method© 褒め言葉訓練法)

 
 
 
 
それは、自分から陽の雰囲気をかもし出すために、他者を褒めることです。
 
 
 

褒め上手になればなるほど、未来は明るくなる。
人を活かすから、己が生かされる道ができる。

 
 
 
褒め上手になればなるほど、あなたの体から陽の雰囲気が出やすくなります。
 
前回の講義で「商売で、良いお客さまに恵まれたいと思うなら、自分がまず良いお客さまになること」と話しているのは、結果を知っているからです。
 
あなたも、日々の買い物で良い店員さんにあったら、御礼だけでなく褒める言葉をかける習慣を持つと良いのです。
 
大丈夫だとは思いますが、念の為に付け加えます。
 
くれぐれも誤解無いよう願うのは、褒めると言っても美人だとか、ハンサムだとか、容姿を褒めることではありません。
 
ただし、内容によっては容姿を褒めて良いケースもあります。制服や着物の着方が洗練されている、デザインが美しい等々、褒めても角が立たないことがあります。
 
しかし、多くの場合、容姿を褒めることは、逆効果になることが多いです。また、容姿を比較すると、必ず辛い思いをする人が出ます。
良い思いをさせる人がいる一方で、辛い思いをさせる人を出せば、±0となります。これでは、していないのと同じになります。行う意味がありません。
 
さらに安易に顔かたちを褒めることは、無用な差別を作ることに繋がります。注意が必要です。
このため、薦めることはできません。
 
店員各位を褒める際は、所作や心配りに対してされると良いです。
 
些細なことでも褒める習慣を持つことで、仮に自分では無自覚であっても、雰囲気が陽に変わっていることに、いずれ気づくようになります。
 
「周りの人から、感じが変わったね」と、言われることが増えるからです。


因みに、私が店員さんに言ったことをお話しします。
 
新年の初売りで商品を購入した際のことでした。
 
接客して頂いた店員さんが、とても説明が親切でした。
「この商品を頂きます」と申し上げましたところ、レジはあちらですと、案内されないのです。
 
レジが遠いので、私がお金を預かりますといって、レジにお金と品を持って行かれました。
しばらくして、釣り銭とレシートをもって戻ってこられました。私を待たせまいと走ってきたのでしょう息を切らしているのです。
 
その姿が微笑ましく。私は、「あなたのような方から、今年初めての買い物ができて運が良いです。今年は、良い年になりそうです。ありがとうございました」と伝えました。
 
 
店員さんに褒め言葉が見つからないと思われたとしても、思いを伝えることはできます。
 
絶えず相手を「活かす言葉」をかけることを、日々の生活の中で心がける。
これこそが、マーケティングセンスを鍛えることになり、またそれだけではなく、教育指導の場、職場内環境、家庭内、いずれの場所でも活かされていきます。
 
 
 
 

人をやる気にするための簡単な秘訣は、その人を活かす言葉を掛けることである。
ただし本気で無ければ、通じない。動かない。変わらない。

 
 
 
 
自分の体から出るエネルギーの質を絶えず、柔和なものにする努力を日々行って養われるもの。
これこそが、出店後のマーケティングセンスの元をつくるのです。
 
この感覚が実感できると、自社自店の従業員各位の何を観察し、管理すれば良いか。店のどこを観て、改善判断すれば良いかも、自然と分かるようになってしまいます。
 
 
 

真理を得るから万能となる。

 
 
 
 
 
是非、陽の雰囲気になれるための習慣を得て、あなたのマーケティング戦略が成功されることを願っています。
 
そして、あなたが成功されたなら、それを必ず自社自店で働く人達に、やり方を教えるのです。
 
そうすれば、集客に困る店にはなりません。
 
そして何より、従業員各位に人間関係の不和を作る元がなくなれば、社内の人間関係が良くなり、士気が上がるだけでは済まなくなります。
従業員各位の家庭円満にまで繋がるのです。
 
これが、物心両面の幸福を実現できる企業内指導者ということです。
そして是非、あなたが  この一番目の人物になってください。
 
 そうすれば、あなたが企業発展の源泉を司ることになるのです。
 
 
本講義では、マーケティング戦略を立案する上での「考え方や、企画の基本」については扱いませんが、どうぞ安心してください。
 
 
マーケティングが成功したいなら、知識やスキルより、遥かに大事な物があります。
これが判っているため、具体的なテクニックなど話さずとも心配はいらないのです。
 
なぜなら、他者を重んじて生きる中に、マーケティング戦略成功の元があるからです。
 
 
本講義は、整理して見やすくまとめれば、読みやすい内容に変えられるでしょう。
しかし、理論理解を重んじている訳ではありません。
 
本講義は、センスを掴むことが最優先です。
そのため、内容が分からなければ何度も受講し直してください。そしてその都度、心に留める言葉から生じる自分の感覚を大事にして、育んでください。
 
仮に、一つしか心に留める言葉がなくても、それはそれで、あなたにとっては良いことなのです。
 
たった一つのことを掴むだけで、他のものも同時に分かってしまうということがあります。感得とは、そういうものです。
 
焦らずじっくり、マーケティングセンスを自分のものにしてください。
 
是非、成功の元を、あなたのものにしてください。
あなたの御成功を祈ります。
 
 
 
以上で、講義を終わります。
 
 
 
 
 

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