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全サービス業共通 実践ノウハウ編

TECHNICAL JOB

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すべての人間関係を司る源が商売繁盛を決める

 


 

 
ー インデックス ー

 
はじめての御方は、理解を深めるため順番通り受講してください。
 
1.人間関係を司る源とは、何か。
 
2.商売繁盛になる元があった。商売を失敗する人だけが知らない秘密。
 
3.雰囲気の良し悪しとは、何の差か。
 
 


 

本講義の目的と成果物

 
 
■ 取り扱い商材が良品で且つ、立地も良い。それでも閉店倒産している店の原因が分かる。
 
■ 集客を良くするためには、避けられない箇所が分かる。その箇所こそ、人間関係の良し悪しを決める源である。
 
■ 人間関係の良し悪しを決める源を知ることで、公私問わず自分を取り巻く人間関係が良くなる。
 


人間関係を司る源とは、何か?

 
 
「人間関係を司る源とは何か?」と問われたとき、あなたは先ず何を思い浮かべるでしょうか?
 
一般的に「人間関係を良好にする方法は、何ですか?」と、尋ねられれば、真っ先に言葉遣いや、立ち居振る舞いを丁寧にすること。あるいは礼儀正しさや思いやり。これらの類いだと思われているのではないでしょうか。
 
要するに「視覚や聴覚で感じることができるもの」、これを大切にして人と接すること。それが人間関係を上手くいかせる方法だと、思い浮かべる人が多いかも知れません。
 
確かに、間違いではありません。
初対面の人から、敬語で話しかけられるのと、いきなり常語(馴れ馴れしい口調。〈俗〉ため口)で、話しかけられるのでは、かなり印象が違います。
 
丁寧で礼儀正しい態度をされる時と、横柄な対応をされるときでは、当然ながら相手に対する印象は、大きく違います。

また、人間の第一印象は、姿形だと思う人が多い。したがって、身だしなみを気にします。身だしなみが洗練している人と、だらしない人では説得力も違う。これは心理学でも言われていることです。
 
そのため、多くの人達は、人間関係を良好にする手段として、話し方や立ち居振る舞い、姿形の見た目を重要視しています。 
社内研修も、言葉遣いや所作訓練、そして身だしなみの整え方を、どのサービス業でも必ず行っています。
 
ところが、この程度の認識だからこそ、閉店倒産に無意識に自分達が向かっていることに気づかないのです。 
言葉遣いや態度、姿形の良し悪しだけで人間関係を良好にできるのであれば、それほど大きな苦労はありません。
 
今ここで私が言っていることの意味に気づくことが、本講義の目的です。
 
多くのサービス業の社内研修を拝見すると、言葉遣いや所作、いわゆる見た目だけの訓練で終わりにしてしまう。これが非常に怖い。そして、厄介な問題を生んでいます。このことに気づいていない人が、驚くほど多いのです。
 
その証しに、売上不振になると、店舗デザインの変更や、商材の入れ替えでV字回復しようと考えます。ところが、一過性で終わる。なぜなら、根本的な不振原因を悟れないからです。
 
その一方で、店舗デザインも、商材も、店員各位も一切同じままで、店長だけ交代する。途端にV字回復ということがあります。なぜ、何も変えずV字回復が起きるのか。
この理由を、正しく分析できていると感じる会社が少ない。私は、そのように見ています。
 
店長が交代すれば、売上げアップができることは、経験的あるいは感覚的に、皆知っているのです。
しかし、具体的な理由を訪ねると、明確に答えることができない。その証しに、社内の社員教育を見ていると、V字回復できる店長をロールモデルにしていない。この点で判ります。一番真似しなければならない人を真似しようとしない。実に勿体ないことです。【link:言葉の意味は、goo辞書©参照願】
 
実は、何も変えずに店長だけ交代してV字回復しているのは、店員各位、店舗デザインや商材を替えることよりも、「遥かに大事なもの」を変えています。だから、V字回復ができるのです。
 
この「遥かに大事なもの」とは、何か。
これを、どれだけの経営者、管理職と社員が知っているか。ここが恐らく近い将来、生き残れる店か否かを決める。そういって過言ではありません。資本力の大小も関係無い。なぜなら、薄利多売を主としているサービス業社が多いため、組織の規模関係無く一度傾くと閉店倒産するまでが早いからです。
 
商売の成否を左右する大事な内容の本講義は、次の講義へのプロローグのような存在です。どうぞ心して受講して欲しいと切に願っています。
 
 
そこで、あなたに質問します。
 
現実は、目に見えてるものだけで、人間関係が良好になっている訳ではない。
そう感じることがないでしょうか。
 
あえて最初に質問をしたのは、この点が非常に重要だと気づかずに、多くの人は暮らしているからです。そして、そのために無用な苦しみを自ら増やしているのです。これを、改めてあなたにも、本講義で実感して欲しいのです。
 
 
人間関係を良好にするためには、言葉遣いや、立ち居振る舞いだけ丁寧にすれば良い。そうであるならば、なぜ次のような現象があるのか。
あなたは、答えることができますか?
 
● 電車に乗っていて、隣に座ってきた人が、何となく嫌と感じる。
 
● 初対面にも拘わらず、一瞬で好きになれないと思う。
 
● 通りすがりや、近くに寄られただけでは、何も感じない人がいる。その一方で、具体的な理由があるわけでは無いにも拘わらず、自分の側に近くなるだけで不快に感じる人がいる。
 
これらの現象は、昔から言われている「気に障る」という感覚です。
では、この場合の「気」とは、いったい何か。
あなたは、具体的に答えられますか?
 
 
理解を深めるために別の例に変えましょう。
 
今度は、いじめや、パワーハラスメントの加害者側の心を注意深くみると、共通している心理現象があります。
 
ただ眺めているだけでも、イライラする。だから、いじめたくなる。
やることなすこと気に入らず、強く注意せずにはいられない。同じ失敗でも、特定のある人物だけ、厳しく叱らないと気が済まない衝動に駆られる。
 
 

 
 
 
この二つの心理、よく見ると単純な悪意とは違うのです。
だからこそ加害者側に、後ろめたさがない。
 
いじめっ子も、パワーハラスメントをする上司も、自分がいじめている人間、パワーハラスメントをしている人間だという実感が殆どない。それは、悪意の実感が薄いからなのです。このため、抑制が効かない。さらに自分が悪いことをしているという自覚がないために、惻隠の情も発動しない。これこそが、人を死に追い込むまで止めなかった原因なのです。これらが、いじめる側、パワーハラスメントを行う側の心理現象です。
 
それでは、いじめる人や、パワーハラスメントを行う人は、悪意ではなく何を感じているのか。
それは、昔から言われている「癇に障る」という感覚です。
では、この場合の「癇(かん)」とは、何なのか。
あなたは、具体的に答えられますか?
 
 
会話もしていない関係、あるいは初対面で、具体的に相手から何かされた訳でもない。
それにも拘わらず、好きになれないという感情が、なぜ人間にはあるのか。
 
あるとすれば、言葉遣いや礼節を丁寧にする等々。見た目を良くすればいいと考えるだけで、本当に人間関係を上手くできると言えるのか。
あなたは、疑問に感じませんか?
 
 
実は、「気に障る」、「癇に障る」という現象の源を知らない人が多いのです。
加害者は、自分(被害者)の何に対して、気が障っているのか。何に対して癇に障るのか。この原因に気づかない。
だから、いじめも、パワーハラスメントも、話し合いだけでは無くせないのです。これが、盲点なのです。
 
 
いじめる側の人間も、パワーハラスメントをする人間も、いじめもハラスメントも悪いことだと皆が知っているのです。知っていて加害者になるのです。
したがって、加害者には、「気に障る」、「癇に障る」、これらの原因と解決法を自覚させないと止めることはしません。教師や、指導者が加害者側に厳しく指導したところで、馬耳東風※になるだけなのです。加害者に悪意がないため、無意識に正当化が脳の中で働いてしまう。この心理現象が、いじめも、パワーハラスメントも無くならない、実に厄介な点だと見ています。【※link:言葉の意味は、goo辞書©参照願】
 

逆に言えば、「気に障る」、「癇に障る」源を、被害者側から取り除いてしまうと、いじめられ難くなるのです。
 
私の行う人間関係不和改善プログラムのセミナーを受講して、私に礼をおっしゃる方々は、これに気づいてしまうからなのです。いじめられても、その原因を自ら取り除ければ、自然の働きで解決に向かうと分かってしまう。
 
あなたも、お気づきになるでしょうか。
 
 
話を本題に戻しましょう。
 
この「気に障る」、「癇に障る」という現象の源は、商売にとっても、最重要点になります。
 
売り手側の人達は、言葉遣いも正しい、態度も悪くないと思って接客しています。ところが、顧客側には感じの悪い店だと記憶に残るケースが、頻繁にあります。
問題は、なぜこうした現象が生じるのか。この原因です。
 
 
こうした人間関係を良好にする元、不和の原因、これらの根本原因を理解しようとせず、接客指導したところで、まったく意味はありません。
なぜなら、集客の良い店作りは絶対にできない。これが、分かっているからです。
 
この原因を知らないから、一生懸命に働いているにも拘わらず、閉店倒産しているのです。
これが、何より根深い問題という理由です。
店内中に良品を揃え、接客態度が良いのにも拘わらず、どうして集客できないのか。
なぜ、自分の店の評判が上がらないのか。
 
この理由の発見ができない人が、今増えているのです。
特に、現場の店長やフロアマネージャ等の管理職だけでなく、本部の管理職各位に分からない人が異常に増えています。
 
だからこそ、そろそろ本気で、本質に気づく必要があるのです。
 
なぜ「本質」と、あえて言うのか。話は少し逸れますが、本質を見ずに管理することの滑稽さがわかる事例を話しましょう。
 
その事例が、接客経験のない技術者が作ったセルフレジを、効率的だという観点だけで盲目的に導入していることです。
 
セルフレジという機械が悪いのではなく、人間を深く学ばないで導入判断することが悪いのです。だから、商売の本質から逸れていくのです。
 
では、実際に人間を深く学ばない人達が、セルフレジを大量に導入した結果どうなるか。
 
当初は、人手不足や人件費削減に貢献する便利な機械だと思われました。
しかし結果は、マイバッグ化も拍車をかけ、万引きが増えた。挙げ句の果てに万引き防止を監視する人員が必要となり、セルフレジを閉鎖することになる。
 
この落語のような話になるのは、ひとえに接客をしたこともない技術者が作った機械を、無闇に導入した顛末です。
 
無論、技術者を馬鹿にするつもりは毛頭ありません。技術者が悪いのでは無く、オーダーする側が意見を言えない状況が悪いのです。
 
接客ロボットや、接客用の人工知能導入も、避けて通れない時代です。
だからこそ、改めて商売センスや、実践的な接客ノウハウを有した人達が具体的なアイデアを開発側へ出さないと、現場で役に立つ道具にはなりません。
 
数年前から、街中に甲高い声を出すロボットが増えました。私は目新しく子供相手には楽しいが、それだけの機械で終わる。このため、接客貢献はしないだろうと予測していました。
 
確かに、優れたロボットであることは間違いありません。特に、違う場所に設置された複数のロボットが、クラウドコンピューティングを通じて、情報共有をする。凄いと感心して見ていました。【link:言葉の意味は、goo辞書©参照願】
 
しかし残念なことは、接客の本質を知らない。だから、本当の意味で現場で役に立てていないのです。
 
恐らく、かのロボットを作った技術者は、千差万別の価値観を有する人達を相手にする接客の厳しさ、対人応対の醍醐味を経験したことがないのでしょう。恐らく間違いありません。もし、あれほどのロボットを作る技術者が、接客のプロと共同開発すれば、違ったものになったはずです。実に残念です。
 
優れた技術者の発明品を活かすためにも、サービス業従事者の皆様には、真剣にファブレス経営を行う企業を真似て欲しいと願っています。【link:言葉の意味は、goo辞書©参照願】
 
自らの顧客が欲しがる機能やニーズを集め、自らが設計し、メーカーに発注できる時代です。その見本が、Apple社であり、NVIDIA社であります。【両社 link:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)参照』】
 
 
 
現在もアバターを作り、モニター越しに接客しようという人工知能や接客システムが出始めました。良いアイデアだと思います。【link:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)参照』】
 
但し接客は、お客さまに便利を与えることだと思っていたら失敗します。お客さまからの問い合わせに正確に答えるだけでは、店舗評判は上がりません。
 
接客とは、単にお客さまを世話することではありません。お客さまに、あえて近づかない、声もかけないということも、接客になる時があるのです。
 
では、接客とは何でしょうか。
 
それは、お客さまの脳に、この店の人は、自分を大事にしてくれたという記憶が残ること。良い記憶が残らない接客は、接客とは言いません。
良い記憶が強く残れば残るほど、再来店に繋がり、また口コミしたくなるのです。それが人情です。
 
お客さまに何かをして差し上げる。これを接客だと、誤解しているから足をすくわれるのです。
 
売り手が親切にしたと思っていても、顧客が親切だと思わなければ、何もしていないのと一緒だからです。
 
こうした本質的な大事なことほど、社内の先輩が教えられなくなった。いや教えなくなったというのが正しいかも知れません。厳しく指導すると、嫌われる。あるいはハラスメントだと言われかねない。それ故、腰が引けている中高年が増えたと、感じるようにもなりました。
 
さらに現在、企業理念と、宗教的な教えと区別がつかない人が増えているのです。
このため理想や志を、社内で堂々と語れない空気になっているのです。
 
この結果どうなるか分かりますか?
可視化できるものしか教えられなくなるのです。これが原因で、年々本質から逸れていく。これが多くのサービス業が、今苦しんでいる原因です。
 
この講義の重要性を、あなたは感じませんか?
 
 
本題に入る前に、一つお話します。
 
厳密に言えば、「気に障る」、「癇に障る」という現象も、相手の言葉遣いや、立ち居振る舞いで生じることはあります。
 
また、前の講義で話したように、人間には潜在意識の中にある無意識の記憶があります。過去に体験した嫌な出来事が、瞬時に感覚としてよみがえり、初対面でも「気に障る」、「癇に障る」ということが生じます。こうした経験は、誰にでもあると思います。
 
しかし、この程度の話なら、商人道義塾の講義にするレベルではありません。
 
 

商売繁盛になる元があった。商売を失敗する人だけが知らない秘密。

 
それでは、少しずつ講義の本題に入りましょう。

理解を深めるため、改めて例を出します。
 
あなたは、テレビや映画で時代劇を見ていて、剣豪が「相手から殺気を感じる」と言ったり、忍者が「人の気配を感じる」と言ったりする台詞を聞いたことはありませんか。
 
殺気や気配を感じるとは、何を感じているか。
あなたは、考えたことはありますか?
 
誰しも本能では知っているため、殺気、気配という感覚を具体的に説明できなくても感じだけは分かる。だから時代劇で耳にしても、おかしいと感じないのです。
 
実は、「気に障る」、「癇に障る」、「気配を感じる」、「殺気を感じる」という感覚には、共通するものがあります。この共通するものこそ、本講義と次の講義「雰囲気とは何か」の趣旨なのです。
 
この共通するものを、言葉で語ると非科学的なオカルトのように聞こえたり、宗教的に聞こえるかも知れません。そのため、私も非常に神経を遣います。
 
先にお話したいのは、言葉は方便のため、どうしても表現方法は、宗教的な言い回しと重なることもあります。
しかし、私は、オカルトや宗教的な話をしようとはしていません。
この点、誤解無いようにお願いします。
 
そして、非科学的だと感じても、疑うことや否定することより、先ず実践で試して理屈ではなく感覚として、あなた自身が真偽を確認してみてください。
 
くれぐれも商売の世界は、実践実技の世界だということを忘れず、頭で考え答えをだすのではなく、実践して感覚として体得するようにしてください。
 
 
それでは話を戻しましょう。
 
「気に障る」、
「癇に障る」、
「気配を感じる」、
「殺気を感じる」、
これらの共通点は、私が常々雰囲気という言葉で表しているものです。
 
雰囲気の元は、そもそも何か。この問いにも、私は答えられますが、雰囲気の元を言葉で語ると宗教的な話に聞こえますので、ここでは割愛します。
 
私が割愛したところで、心配には及びません。
例えば、電子レンジがどのような仕組みで、食べ物を温めるのか。科学的な理論を知らずとも、ボタンを押せば、食べたいものを温めて美味しく食べられます。
 
これと同様に、雰囲気の元が何か。具体的に分からなくても、雰囲気の違いというものを理解し、何に注意するのか。この点が理解できれば、商売上は全く心配はありません。
 
それでも、私が勿体ぶっているように聞こえてはいけませんので、講義を受けているあなたには、ほんの少しだけお話しましょう。
 
人間の体からは、目には見えませんが、大きく2種類のエネルギーが発散されています。
このエネルギーが、人間関係の良し悪しを支配している。そういって過言ではないのです。
 
職場の人間関係だけでなく、家庭内でも言えます。
そのため、知らないことは、実に怖いことであります。なぜなら、離婚に向かう夫婦は、話し合いで解決できると思って話し合おうとするのですが、相手の気持ちを理解し合おうとするだけでは駄目なのです。
 
その証拠に、話せば話すほど、自分の気持ちを、相手は理解してくれないと不平不満が強くなる。これが離婚の決定打になるのです。
 
 
では、どんなエネルギーなのかを詳しく話すと、可視化できないため、完全に宗教的な話に聞こえるでしょう。
しかし、私は宗教家ではありません。
その証しに、目に見えないものを信じさせるために、換喩や、比喩を使った物を崇拝させたり、販売したりは、一切しません。当然ながら強要することはありません。今後も同様です。【link:言葉の意味は、goo辞書©参照願】
 
宗教家各位がされることとは、一線を画しており、まったくの別ものです。
この点は、重要なことになるため、何度も復唱しますが、けっして誤解の無いようお願い致します。
 
これをご承知の上で、ここからの話を聞いてください。
 
ここでは、大事な点だけ話します。普段、企業内研修では話さないことを、お話しましょう。
 
 
人間から出るエネルギーは大きく2種類あります。あくまで言葉で表したときの方便です。現代では、科学的な検証ができる世界ではありません。
 
ただし、本講義からはじまる内容を深く理解した後、日々の実践の中で、あなた自身が検証すれば、私が絵空事を語っていないことが分かるでしょう。
 
 
人間から出るエネルギーの一つ目は、命から出るエネルギーです。
 
これを一般的に、オーラ、即ち「氣」と言っています。
あなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 
気が散る。気が合わない。気に障る。これらの気が、まさに氣です。
これが、側に寄られただけで、不快に感じる源なのです。
 
 
もう一つのエネルギー、これはとても奥が深い話になるので、安易に語ると誤解を生むでしょう。それが分かっているため、私自身、今この時でも躊躇しつつ、話しています。
それでも避けて通れない重要部分のため、あなたのために話を続けます。
 
もう一つのエネルギーとは、心と、心根から、それぞれ出ているものです。
しかし本講義では、理解しやすくするため、一つとして扱います。
一般的な言葉で、このエネルギーを言い換えれば、「波動」です。
 
私が話す「雰囲気」は、この心と心根からでるエネルギーを指します。
したがって、商人道義塾の講義では、氣(オーラ)に関しては忘れて頂いても困りません。余談を言えば、波動が変われば、連動して氣も、徐々に変わっていくからです。氣よりも先に、波動が動く。したがって忘れても、まったく心配ありません。
 
 
それでは話しを進めましょう。
 
波動は、心と心根の状態で、体から発散する際の質が、瞬時に変わります。
厳密に言えば、表現できないほど種類が多いのですが、人生や商売上で活かすことだけを念頭におけば、大きく二つだけ分かれば充分です。
 
但し、たった二つといっても実際は、二者択一のような単純なものではありません。
非常に難解な世界だという認識だけは、はじめから頭の片隅においてください。
 
頭の片隅において頂かないと、誤解により差別や人権侵害が生じる恐れが高くあります。くれぐれも注意してください。
 
では、二つの波動とは、何でしょうか。
 
一つは、「陰の波動」、
もう一つは、「陽の波動」です。
普段は、これらを陰のエネルギー、陽のエネルギーとも言っております。
 
そしてセミナー等では、理解しやすくするために、「陰の雰囲気」、「陽の雰囲気」という言葉で説明しています。
 
人間は誰しも、この陰の雰囲気と、陽の雰囲気を無意識に使い分けながら生活しているのです。
 
ぜひとも「誤解して頂きたくない大事な点」を、先に言います。
 
「陰の雰囲気」、「陽の雰囲気」は、優劣があるものではありません。役割の違いです。
 
この点、間違いないようにしてください。間違えると陰の雰囲気が悪く。陽の雰囲気が良いと勘違いします。この勘違いが、とんでもない方向へと外れます。注意してください。
 
 
人間は、心(自我)と、心根(真我)の状態で、瞬時に発散するエネルギーの質が変わる生き物なのです。
 
そして、この発散するエネルギーの質で人望の高低や、絆の深まりが変化するのです。社内の人間関係、売り手と買い手の関係、夫婦仲や、家族仲、親戚仲、近所付き合い、全ての人間関係の良し悪しを司るもの、実はこのエネルギーの質が決めているのです。
 
 
嘘を言うなと思われますか?
 
初耳だと言う人が多いのは、私のセミナーを受講する人達の様子からも既に分かっています。
したがって、あなたが驚くとしても無理はありません。
 
 
そこで「陰の雰囲気」、「陽の雰囲気」とは何か。これを理解するために、いくつか事例を出しましょう。
 
 
カウンターがある高級と言われる寿司店を想像してみてください。
腕の良い寿司職人が、自分の目前で寿司を握っています。
カウンターにいる自分が注文したいと思った時、腕の良い寿司職人ほど、声が掛けづらい。
あなたも、こうした経験が無いでしょうか。
 
多くの人は、経験があります。だから回転寿司は、気が楽だと人気になるのです。
 
そこで問題は、なぜ腕の良い寿司職人ほど、声が掛けづらいのか。
あなたは、この理由を知っていますか?
声が掛けづらい原因は、寿司職人の全身から陰のエネルギーが発散されているからなのです。
 
この陰のエネルギーを、私は斥力のエネルギーと言い換えることがあります。
斥力(せきりょく)とは、はね除ける力です。子供の頃、磁石の働きで学んだ人も多いのではないでしょうか。
 
商売で成功したいと思うなら、あるいは人間関係を良好にしたいと願うならば、自分の体からでる陰のエネルギーを、コントロールする必要があるのです。
 
そうコントロールです。排除とは、違います。ここが重要な観点です。
 
なぜなら、陰のエネルギーを無くすことはできないからです。全ての人は自然と持っています。ある心の状態になれば、望まなくても必ず陰のエネルギーが出てしまうのです。詳しくは、次の講義で話します。
 
 
商売には、陰のエネルギーが不向きである。この自覚をしていない人達が共通する苦しみがあります。
あなたは、ご存じですか。
 
良品を揃え、店舗デザインを良くしていながら、売上不振に苦しんだり、閉店倒産している人達は皆、共通して陰のエネルギーの存在を知らないのです。
 
そして、私から見ると非常に恐ろしいと感じるのは、陰のエネルギーが強くでる人ばかり採用していることです。採用基準が、全く的外れで採用し、サービス業の適性がない人が、約90%のパート・アルバイト社員を指導している。実に恐ろしいことだと見ています。
この現象は、大手GMSでも、百貨店でも、しばしば見られます。
 
本講義と、次の講義を真剣に受講すれば、どこの会社の話かは、あなたには分かるようになります。私からは、当該組織の名誉の為に公表はしません。
 
 
理解を深めるために、実際にある例をお話しましょう。
 
実際に現場で、実験すると陰の雰囲気がいかに怖いか、簡単に分かります。
ただしこの実験、実際の現場では人権問題になるので、頼まれてもやりません。
 
なぜなら、実験成功後の心理を知っているからです。顧客離反率を上げている人だと判ると、様々な理由を付けて解雇したくなるからです。
 
契約前の席では、私が言うことを、ぜひ検証させて欲しいと担当責任者の方は、当社に要望されます。しかし、実験などしなくても、私のセミナー受講だけで簡単に理解されておられます。
 
したがって、当該企業の店員各位で実験などする必要はないのです。
 
 
その上で、この実験の内容をお教えしましょう。
 
先に、陰のエネルギーを発散している人に、店先に立ってもらいます。
 
この時、何もせず、何も言わず、ただ立っていてもらうだけにします。したがって、何もしませんし、していません。ところが、これだけで集客は劇的に落ちていきます。
 
逆に、陽のエネルギーを発散している人に店先に立っていてもらいます。
そして、今度も「いらっしゃいませ」等、何も言わず。何もせず。ただ店先にいて頂くだけです。
 
そうすると不思議なことが生じます。何もしないのに、この店の人達は感じが良いと、お客さまは無意識に記憶するのです。これが、集客率を高める元の正体です。
 
私や当社のインスペクター(覆面調査員)は、この店内の陰陽の割合を見てくるのです。このため、近い将来が高い確率で予測できるのです。
 
当社の覆面調査が、ただの覆面調査ではないと驚かれる所以です。
当社の覆面調査は、ミステリーショッパーとは言いません。イデア・リサーチと呼びます。その理由は、主とするものの残存を見てくるという意味があるからです。
 
マニュアル通り社員が行動しているか。所作は丁寧か。言葉遣いは丁寧か。これらには殆ど興味がありません。
 
なぜなら、所作が丁寧でも、言葉遣いが丁寧でもお客さまの前だけで、バックヤードで顧客を悪く言う人がいることを知っているからです。
したがって、最初から客前だけの表層に着眼していないのです。
 
開店間もない時に行列ができる店でも、三年も経たずに閉店倒産すると予測できるのは、私たちなりの理由が明確にあるのです。
 
 
そこで、あなたも疑問に思われませんか。
先ほどの腕の良い寿司職人の話です。
 
寿司を注文する時、カウンター目前の寿司職人には声が掛けづらい。それにも拘わらず、繁盛している店があるのは、どうしてだろうか。
 
確かに、腕の良い寿司職人からは、陰のエネルギーが強く発散されています。このため、陰のエネルギーだけでは、店にすら入りづらくなる。これが、自然です。
 
 

 


ところが、よく寿司店を想像してみると気づきませんか。
 
寿司店には寿司職人だけがいるわけではないのです。
この点に気づくことが、商売の成否を分けるのです。
 
 
寿司店を、改めてよく想像してみてください。
 
寿司店には、女将や仲居さん達もおられる。実は繁盛する寿司店は、この女将や仲居さん達が、陽のエネルギーを出しています。
そして、腕の良い寿司職人が出す陰のエネルギーを中和させているのです。
 
 
 

 
 
 
この陰陽のエネルギーのバランスをとって商売を営む、これこそが、私が言う店創りなのです。
 
あなたは、私が他に類を見ないと言われる理由に、気づきましたか。
 
商人道義塾、即ち当社Limited Partnership ENLIGHTS & Co.のノウハウは、他で聞いたことがないと言われる理由に気づく、それこそが、あなたが商人道義塾の講義を受ける意義であります。違うでしょうか。
 
 
 
確かに善良な商売であれば、店に良品を置くこと、店舗デザインも大事です。
しかし、それよりも「遥かに大事なものが商売にはある」と、言いました。
 
これこそが、働く人達が、無意識に体からかもし出している雰囲気なのです。
 
店内にいる従業員が発散する雰囲気を変えるだけで、集客の良い店、評判の良い店に簡単にすることができる。この現象を世の中には、知らない人が多い。だからこそ初耳だと言う人が、私のセミナーでも多いのです。
 
それでも、人間には本能的な部分があります。
したがって繁盛店の人達は、私の言うことを知らずとも、無意識に実践しているのです。ただ、それだけのことです。
 
 
人間関係の良し悪しは、自分から発散している雰囲気を変えることで、良くも悪くもできる。この点に気づいてしまうと、どのようなメリットがあると思いますか。
 
 
先ほど話した、答えになります。

私の話を聴いた人が、自分の子供が、いじめられなくなったと礼をくださいます。
 
喧嘩ばかりの夫婦仲が、非常に良好になったという人も、何人もおられます。
 
子供を頭ごなしに叱らなくなった。その結果、子供の顔つきや様子が変わったという方々が、何人もおられます。
 
自分から発散しているエネルギーの質(雰囲気)を変えれば、確かに、いじめられなくなっても不思議ではありません。
 
但し、いじめられる側の人の心身の状態によっては、そうそう簡単に自分から発散されるエネルギーの質を変えることはできません。
 
なぜなら精神論だけでは、発散するエネルギーの質は変化しないことがあるのです。
 
苦しみの真っ只中にいる人に、頑張れという励ましの言葉は、酷になるだけと同様に、悪気なくいじめられている人に、あなたが変われば解決するという励ましは、拷問と同じです。絶対にしてはいけません。
 
商人道義塾の哲学編の特別講義、「全ての人がもって生まれる悪意なき残虐性とは何か」のところで、一部いじめについて語りました。
 
私からは、あえて解決策は話していません。
本講義と、次の講義で雰囲気改善プログラムのノウハウの概要を語ったあとぐらいに、一肌脱ぐつもりでおります。
ご興味有る方は、後日そちらを探して、ご覧になってください。
 
その際に、自分から発散するエネルギーの質を変えれば、いじめられにくくなる。このノウハウをお分けしましょう。
 
 
 
話が逸れましたので、本題に戻しましょう。
 
あなただけでなく、あなたの周りの人達が、自分が今、陰のエネルギーを発散中か、陽のエネルギーを発散しているのか。自覚して生活する。
このことが、とても重要だと気づけば、気づいた瞬間から人生の軌道は変わります。
 
その結果、商売も自然と良くなる。なぜなら、商売は人間関係の良し悪しの結果で、成否が決まるからです。
 
 
人生は、気づきが大事。気づきが人生の軌道を変えるきっかけになります。
これが分かる事例をお話しましょう。
 
もう随分前の話です。
当社のインスペクター(覆面調査員)採用試験にみえた御方が後日、私宛に電話をくれました。どうしても直接、インライツの代表に言いたいことがあるとおっしゃいました。
その御方は不採用であったため、クレームの電話かと思い、私は電話に出ました。
ところが、開口一番、涙声で御礼をおっしゃってくれました。
 
その御方曰く、採用試験問題を読んでいる最中に、気づいたというのです。
その御方は、夫の定年退職と同時に離婚を考えていたとのことでした。
 
ところが、弊社の採用試験問題を解いている際に、自分にも非があることに気づいたというのです。
「夫を責めるだけで、大事なことを見ていなかったことに気づけました。その御陰で離婚しないで済んだ」と、丁寧な御礼をおっしゃって下さいました。
 
採用試験を考えた私としては、一番伝えたいメッセージが伝わった。非常に嬉しいことでした。
 
覆面調査も、店や店員の粗探しに行く仕事ではありません。人を許す能力がないと、欠点しか観て来られない。
 
これでは、私の望むインスペクター(覆面調査員)としては、まったく事足りません。なぜなら、欠点や短所を見る能力が高く、批判が上手でも、他者を良い方向へ導くことはできません。
 
人間は、悪気無く人の心を傷つけたり。良いと判っていても出来ない弱さ。悪いと判っていてもしてしまう弱さがあります。だからこそ、現象の結果だけ見て責めても意味が無い。
 
何が原因で、問題が生じているのか。ここを洞察してくれないと、コストを掛けて調査に行く意味が無い。なぜなら、当社の覆面調査業務であるイデア・リサーチは、星を付けたり、合否判定のために行うものではないからです。
 
人を活かす改善指導のための情報収集。それが、イデア・リサーチです。改善提案ができない覆面調査など費用を掛けてまで行う意味は無い。これが、私の考えです。
 
当社の覆面調査員採用試験問題は、小学生でも読める簡単な内容です。私は、いつかこの物語を出版したいと考えているのですが。
しかし、日本国内では難しいでしょう。なぜなら、日本人は権威のない者を採用する勇気が無い人が多い。正直に言えば、今も尚、どこへ行っても門前払いの方が多いです。
 
 
話が逸れたついでに補足します。
人生は、単に自戒したり、悔やんだりするから軌道が変わるとは限りません。
ふとした瞬間の気づきで、軌道が大きく変わるのです。これを、悟りというのです。
 
商人道義塾の講義も、「気づきを得る時」を想定して話しています。
したがって、一見すると具体的な回答は語っていないように見えるでしょう。
しかし、真理を得るということは、これで充分なのです。
 
全ての答えは、受講する皆さんが、既に生来持っているからです。
本能の中に既に埋め込まれている。それを覚醒する手伝いをするだけで充分。それが、私のやり方であり、考え方です。
 
 

雰囲気の良し悪しとは、何の差か

 
 
改めて雰囲気に関する話しに戻しましょう。
 
あなたに改めて質問をします。
 
雰囲気が良い、あるいは雰囲気が悪い。何が違うのか。
あなたは、理由を答えられますか。
 
そもそも、人の雰囲気が良いとは、何をもって良いとしているのか。
あなたは、考えたことがありますか。
 
今ここで、答えられなくても安心してください。
この答えを発見するための講義が、この次の講義から始まります。
 
 
 

人間にとって大事なものほど、目に見えない。
目に見えないから、この世に無いのではない。
感じようとしないから、見えないだけである。
そして、自分に近ければ近いほど、見えなくなる。
それ故、失って自分から離れたとき気づき、後悔する。これが、人間の定めである。

 
 
 
人間の雰囲気について詳しくは次の講義で語りますが、簡単にさわりだけお話しましょう。
 
人間が、相手に良い印象を持つ時、必ずと言って良いほど、相手の体からは、陽のエネルギーが発散されているのです。
 
陽の雰囲気、これがいわゆる感じが良い人だと、他人から思われる雰囲気なのです。
 
なぜなら、人間は本能で、優しい気持ちの人や、愛情深い心の人が出すエネルギーは、陽だと知っているのです。
 
そしてさらに、自分に好意的な人、心を開いている人は、陽のエネルギーを発散することも、本能的に知っているのです。
 
 
 
 

 
 
陽のエネルギーを発散するために、無意識に人は、相手に笑顔になる。この意味を知らずに、笑顔の訓練だけしても、全く意味がありません。
したがって、笑顔の訓練など必要ないと言っています。陽のエネルギーが発散されていれば、人は性別関係無く自然と笑顔の人相になるようにできているからです。
 
 
 
では逆に、感じが悪い人は、どういう人か。
あるいは近寄りがたいと感じる人は、何がそう感じる元を作るのか。
 
それは、陰のエネルギーが発散されていることです。一部例外もあります。
陽のエネルギーでも、質によっては人をはね除けることもありますが、例外ですので、ここでは割愛して話を進めます。
 
好戦的な人。短気な人。気難しい人。協調性の無い人。威圧的な人。虚勢を張る人。悲観的な人。自己評価が低い人。
 
このように思われる人の多くが、陰のエネルギーを体から出します。これもまた人間は、本能で知っているのです。
 
自分に敵対する人、心を開かない人もまた、陰のエネルギーを体から出す。これも誰もが本能的に知っているのです。
 
したがって、陰のエネルギーを出す人を、無意識に警戒する。あるいは好まない人が圧倒的に多いのです。
 
 
 

 
 
 
特に、女性は、男性が出す陰のエネルギーに対して、非常に敏感です。
 
仕事で疲れているのだから、家ぐらいは何もしなくても良いだろうと甘く見ている夫は、必ず痛い目に合います。
 
例えば、仕事でヘトヘトになっている夫が、休日ソファーに寝ながらテレビを見ている。夫が自分の雰囲気に無自覚に過ごしていると、夫からは陰のエネルギーが強く出ています。
 
この時、妻は家のことをしない夫だと不満に思うだけに収まらず、怒りの感情が沸々と湧いてくるのです。夫の雰囲気が癇に障る。これが、夫婦不和の元です。
 
逆に、日々の子育てで疲れている妻は、心に余裕が無くなり無意識にイライラした心根になります。この感情が、陰のエネルギーとして、妻の体から強く出るのです。
妻は、無意識なので、当然ながら悪気などありません。
しかし、悪気がないから許されるほど、人の世は甘くない。だから、人間関係は厄介なのです。
 
母親にとって注意が必要なことは、陰のエネルギーをまき散らかされると、幼児ほど精神が不安定になり易くなります。
母乳を与えても、オムツを替えても泣き止まない。熱を良く出すと思ったら、注意が必要です。
 
妻が陰のエネルギーが強いと、子供だけでなく、夫も仕事の疲れを癒したり、家で鋭気を養ったりできなくなります。これが原因で休日の度に、夫が家からいなくなるのです。
 
 
人間は、意識的、無意識問わず、防衛本能から自分の周りの人が発散するエネルギーを感じとって生きています。
 
そのため、些細な所作や目つき、表情だけでなく、同時に相手から、かもし出されるエネルギーも無意識に記憶するのです。これが、人間関係の良し悪しを築く上で、最も怖い現象であり、気をつけなければならないことです。
 
恐ろしい話を付け加えると、陰のエネルギーを頻繁に発散する親から育てられた子供は、十中八九、反抗期が長い。感情のコントロールがしづらくなるからです。そしてまた、親孝行にもなりません。覚悟してください。
 
 
職場でも、こうした現象を知らない人はいます。例えば、自覚のない管理職は、どの企業でも人望がありません。
このような管理職を、あなたも見たことはないでしょうか。
 
全ての管理職は、経営者も含め就業中は、トイレに行くときでさえ、自分の背中からでるエネルギーの質を意識する。このくらい神経を遣って、はじめて人望も高まるのです。
 
管理職各位が、何より覚悟しなければならないのは、上司に人望があるから組織のパフォーマンスが上がるという現実です。
 
自分の人望は、業績で生まれる。あるいは、部下にかける言葉の内容で決まるなどと侮っているから、簡単に足をすくわれるのです。
 
普段から部下は、上司から常に発散しているエネルギーの質を感じとって生きているのです。
 
これらも私の行う管理職研修で、初耳だといわれる内容です。
 
上司がかもし出す雰囲気で、部下の士気が変わるだけでなく、業務効率も変わる。この結果、業績に反映されると話すと皆様、椅子の背もたれから起き上がり、前のめりになってセミナーを受けるようになられます。
 
指導力は、指導する側が発散するエネルギーの質で大きく変わります。指導力とは、言い換えれば、説得力です。
 
説得力の差こそ、実は指導者が出す雰囲気で決まるのです。
 
話を聞く側は、悲観的な人が出すエネルギー、楽観的な人が出すエネルギー、成功する人が出すエネルギー、これらの質を、瞬時に感じ取れるようになっているからです。
これが、人間の本能なのです。
 
 
話題を商売の話に変えると、商人も繁盛するためには、人を惹きつける引力が必要です。
このため、何が必要か。
 
それは、店内の空気が陽のエネルギーで満たされていることが必要なのです。
したがって、店主や店員各位の雰囲気を見るだけで、現状や将来性が分かるのは、このためです。
 
因みに、人望のある店長がいる店の、従業員各位が出すエネルギーをご存じですか。
実は、陽のエネルギーが発散されている事が多いのです。
したがってチームワークの良し悪しも、従業員各位から発散しているエネルギーの質を見れば、すぐ分かってしまいます。
 
争いや不平不満の心根が出すエネルギーは、陰のエネルギーが多いからです。
 
そうか簡単だなと思われましたか。実は、単純に解釈すると足をすくわれます。
 
商売繁盛になる元は、陽のエネルギーが発散されていることだと理解する。確かに、この見立てで、間違いはありません。
しかし、そうそう一概には言えない深さがあります。
 
誤解すると危険なため、何度もお話しますが、陰陽の話は、奥が深いと先に話したように、陰のエネルギーが悪くて、陽のエネルギーが良いという単純なものではありません。
 
確かに陽のエネルギーが発散されれば、引力の働きを生み、人を集めやすい。人が集まれば、商売は成功確率が高まる。これは、誰にでも分かることです。
 
ところがゼロを1にする。あるいは、無を有にしようとする際は、話しが変わります。
いわゆる創業の際は、ある時期まで陰のエネルギーの方が適しています。
 
その証しに、創業者ほど怖いと部下から思われる人が多い。あるいは、厳しい人と皆から思われる人が多い。成功した創業者の多くは、陰のエネルギーが強いからです。
 
道なき道を開拓するときは、陽のエネルギーでは弱いのです。
そこで陰のエネルギーの方が必要になります。
したがって、陰のエネルギーが単純に悪いということではありません。
優劣があるのではなく、役割が違うだけと言ったのは、こうした理由からです。
 
 
さらに言えば、手を使い細かい仕事をする職業は、陰のエネルギーを発散する人でないと、一流にはなれません。
 
例えば、外科医、獣医、細かい飾り付けや繊細な味付けが必要な料理人、プログラマー等々です。詳しくは、次の講義で語ります。
 
余談になりますが、同じ医療に携わるドクターでも、内科医は陽のエネルギーが発散されている先生でないと患者側から名医とは言われにくいです。
 
その一方、外科医は陰のエネルギーが強く出て無いと困る。出ていない人には、けっして私はオペは頼みません。成功確率が低いと判断するからです。
 
いかがでしょうか、陰陽のエネルギーは奥が深いという意味が、少し感じて頂けたでしょうか。
 
 
またさらに補足しましょう。
確かに商売は陽のエネルギーの発散が必要です。
 
ところが、ごく希に陰のエネルギーでも成功する人がいるのです。これが奥が深いと言う意味で有り、また矛盾だらけで、ややこしい話になってしまうという理由でもあります。
 
この例外を見抜く力がつかない人には、陰陽の話は詳しくできないのです。
なぜなら、例外を見抜けないと必ず無用な差別が生まれるからです。
 
例えば、陰気な雰囲気の人は採用しないと決めつけてしまうと、それはそれで副作用が生まれます。
 
陽気の人だけ採用すると、ふわふわとした組織になり計画通り進まなくなる確率が上がり、また新規開拓が進まないことが増えます。人間の世界は、組織の大小に限らずバランスが大事という理由は、このためです。
 
 
では、ごく稀にいる陰のエネルギーでも成功する人とは、どのような人だと思いますか。
この見本中の見本が、商人道義塾の開塾理由の一つにもなっている小嶋千鶴子刀自なのです。
 
 
小嶋千鶴子刀自も、陽のエネルギーが発散される時もありますが、私から見ると、陰のエネルギーが非常に強い。
 
このため、小嶋千鶴子刀自を知る人の多くは、厳しい人、怖い人という印象を持っておられるでしょう。確かに、生易しい人ではないことは間違いないと、私も思います。
 
もし私が、小嶋千鶴子刀自の直属の部下なら、四六時中叱られているだろうと思います。
「あんた、今なんの本を読んどる?」と訊かれ、読んで無いと答えようなものなら、すかさず、「やるきあるんか?」と怒鳴られるだろうと思います。
 
また、小嶋千鶴子刀自の前で、弟は凄い人だと褒めると、途端にそんなことはないと怒られるという話は、しばしば耳にします。
 
逸話を聞いても確かに厳しい。令和の時代のパワーハラスメントどころではない厳しさもあるかも知れません。
 
では、なぜ陰のエネルギーが強いにも拘わらず、商売が成功する人が存在するのか。
 
それは、陰のエネルギーを強く発散する人の中に、心根が清らかな人がいるのです。
換言すれば、邪念のない志を心根にもっている人がだす、特有の陰のエネルギーがあります。この場合、通常の陰とは、違う働きをするのです。
 
このため陰のエネルギーを発散しているにも拘わらず、恐れられていたとしても人望があり、また集客もできるのです。
 
実際にある例をお話しましょう。
 
愛想が悪く、そして気難しいと思われている店主のいるラーメン屋でも、行列ができるのは、理由があります。
 
陰のエネルギーが店主から出ていても、心根では美味しい物を食べさせたいと思う深い愛情があるために、通常の陰のエネルギーとは違う働きになるのです。
 
したがって、陰は悪いと単純に解釈して頂いては困るのです。
この点だけは、けっして忘れないでください。
 
これを承知の上で、最初は、何が陰の雰囲気で、陽の雰囲気なのかを、区別できるようになってください。これが、初級レベルになります。
 
ただし、初級レベルなのかと侮ってはいけません。この区別が出来るだけでも、店舗運営上、知らない人とは、比較にならない程の違いが生まれます。
是非それを、あなたも体験してください。
 
 
本講義を受けて、あなたも感じたかも知れませんが、人間は誰しも陰陽のエネルギーを感じとりながら生きています。
そして、誰もが陰陽のエネルギーを瞬時に切り替えながら生きています。
 
しかしながら実に厄介なことは、多くの人達は意識的に、陰陽の雰囲気を今すぐ切り替えてくださいと言われてもできないのです。
 
だからこそ人間関係の不和の原因を生むのです。
だとしたなら、自分から発散しているエネルギーの質をコントロールする必要が、いかに必要で大事か。そう思いませんか。
 
そうです。これが、私が教えている雰囲気改善プログラムのノウハウです。
陰の雰囲気と陽の雰囲気を、自らの意志でコントロールする簡単な方法があるのです。
 
 
自らの雰囲気を変えれば、公私問わず人間関係が変わる。この実感さえできれば、人生の宝になります。
 
 
いかがでしたか。
人間関係の良し悪しを決める源、少しでも感じが掴めたでしょうか。
 
私の講義を受けて心に留まったものは、必ず現場で実践し検証し続けてください。
逆に、信じられないと疑った内容も、あえて現場で試してください。
そうすれば、必ず私が言うものが、感覚的に分かるようになります。
 
目に見えない感覚を習得するコツは、失敗したら必ず間を空けずに、すぐに再実践することです。
そして、また失敗したら、また間を空けず行動する。行動しながら失敗原因を考えてみる。この間を空けないで連続実行することが、実践実技の世界は、大事なのです。
 
間を空けると、潜在意識の中で取捨選択が生じ、忘れてしまうのです。
最初からのやり直しが続く。これが、諦めるという心理を生む原因です。
 
失敗したときほど、間髪入れずに即再実行。こうすることで頭では理解できないことでも、体が先に理解するという感覚があります。
だから行動を優先させることが、実践実技の世界は大事なのです。
 
 
さぁ、こころの準備は整ったでしょうか。
 
初耳だといわれることの多い内容だけに、本講義も長くなりました。
 
あなたの熱心さに敬意を払います。
あなたは、素晴らしい御方です。
 
それでは、次の講義で、「雰囲気」についてさらに具体的な話を致しましょう。
 
ここからが、本番のはじまりです。
本講義は、これで終わります。
 
 
 
 
 
 
 

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